AIによるコンテンツ執筆に関するZennの方針について
いつもZennをご利用いただき、ありがとうございます。この度、記事や本の執筆にAIを用いることについてアナウンスさせていただきます。Zennは「人が主体となって情報を発信する場」を大切にしています。コミュニティの信頼を守るため、現在の運営の考えと対応についてお伝えさせてください。AIの利用についての現在の考え方、投稿上限数を設けている背景と目的、そしてスクラップの活用についてお伝えします。
まず、記事や本の執筆にAIを使うことを禁じることは考えていません。運営チーム一同、AIサービスを利用しない日はありません。ユーザーの多くの方にとっても、AIを使って技術調査をしたり、執筆の支援に活用することは日常となっていることと思います。一方で、 Zennでは「人が主体となって情報を発信すること」を大切にしたいと考えています。 「人が主体となる」とは、公開前に内容の正確性を検証したり、著者自身の経験や洞察、想いをコンテンツに込めることであると考えています。
ありがたいことに、Zennには多くの読者が訪れてくださっています。これは、過去に「役に立った」「面白かった」とポジティブな体験を得られたことで培われた信頼によるものだと考えています。乱造されたコンテンツの割合が増加すると、この信頼が損なわれてしまうことを懸念しています。
ボットを用いてアカウントを自動運用する方や、著者自身による検証が追いつかないほどの速度で記事や本を投稿する方が見受けられます。そのようなユーザーの方は現状少数ではありますが、たとえそうであっても、それ以外のすべての著者の投稿量の合計を上回るということが技術的に可能になっています。その結果、著者自身の経験や洞察に基づく記事や本が埋もれてしまうことを懸念しています。
Zennの利用規約では、「スパムとみなされる行為(機械により自動生成された文章の投稿や同一内容の文章を繰り返し投稿する行為など)」を禁止しております。また、コミュニティガイドラインにおいても、生成AIによるコンテンツの乱造を控えていただくようお願いしております。これらに抵触すると判断された場合、運営はアカウントの凍結を含む措置を講じることがあります。そして、恒常的な対策のひとつとして、ユーザーごとに期間あたりの投稿上限数を設定しています(上限数は複数の指標により決定されるため、ユーザーによって異なります)。通常の執筆活動に影響が出ないよう、継続的に調整を行っています。また、本日より、本方針の周知のため、記事と本の投稿時に確認モーダルを表示する場合があります。何卒、ご理解をいただければ幸いです。
他方で、AIとの対話を「学習のメモ」などの用途でZennに保存したいニーズもあると考えています。この点について、スクラップに関しては「学習ログなどを気軽に残せるメモ」という位置付けであることから、AIの出力を次々に投稿するような使い方をしていただくことができます。なお、記事や本に比べて大幅に緩いものの、スクラップにおいても1日あたりの上限が存在することはご了承ください。
ユーザーのみなさまには、いつもZennをご利用いただきありがとうございます。大多数の方々には直接関わるものではありませんが、コミュニティ全体への影響を踏まえ、この度の内容をお伝えすることにいたしました。引き続きZennをよろしくお願いいたします。