Publication Pro の統計ダッシュボードをリニューアルしました

リリース

Publication Pro 向けの統計ダッシュボードをリニューアルしました。ベータ期間中にいただいたフィードバック、Publication の皆様へのヒアリングを参考にさせていただきました。ありがとうございます。改善は今後も続けますが、本稿では今回のリニューアル内容と意図について簡単に説明します。

📝 執筆文字数を廃止し、かわりに投稿数を表示するように

執筆文字数のヒートマップは Publication 全体の執筆傾向が大まかに把握できるものの、記事の文字数はたいていの場合数千文字以上となり、チームのアクティビティを把握する目的に対してやや粒度が異なるものになっていました。かわりに記事の投稿数を表示することで、投稿数の合計や表示回数との関連を把握しやすくしました。

🙋‍♀️ 投稿者を選択できるように

表示回数と投稿数のデータを、どのメンバーのものについて表示するか選択できます。たとえばご自身がこの四半期で Publication 向けに何本の記事を書いたかシェアする場合など、個人にフォーカスを当てたいケースでご利用ください。

📆 期間を選択できるように

要望が多かったポイントです。これまでも一ヶ月単位で期間指定はできましたが、投稿数との関連が見えづらかったり、四半期や任意の範囲でのデータを取得しづらいという課題がありました。Zenn 側であらかじめ用意した範囲に加え、最大 1 年間のカスタム日付を指定できるようにしました。

任意の範囲を指定できることで、「去年のアドベントカレンダー期間でどのくらい表示されたのか」といったことが確認しやすくなります。

📊 CSV ファイルをダウンロード

Publication Pro の統計は、メンバーの執筆活動の応援を一番の目的にしています。たとえば、メンバーと期間でフィルターすることで、そのメンバーの四半期ふりかえりを助けるといった使い方ができます。

一方、たとえば記事Aと記事Bの表示回数の合計が知りたい場合や、Publication の中で投稿数が多いメンバーを探すときは、Zenn が用意しているビューだと集計が手間になります。こういったケースでも対応できるよう、統計データのCSVファイルをダウンロードできるようにしました。CSVファイルに含まれるデータは、グラフの表示でも利用しているほぼ Raw なものです。以下に例を出します。

ユーザー名 slug タイトル PV発生日 PV数
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必要に応じてCSVデータを加工・集計・グラフ化していただくことで、独自の見せ方で統計を利用できます。

今後も改善を続けます

成長をつづけるPublicationにとって、統計はふりかえり材料として重要だと考えています。引き続き改善を続けます。皆様のフィードバックをお待ちしております。